基調講演1　13:00～13:40
社長の視点から取り組む効率的なサイバーセキュリティ対策

サイバーセキュリティの被害が深刻化し、求められるセキュリティ対策が複雑化・多様化して大企業においてもすべての対策を有効に運用するのは困難な情勢になりつつあります。ましてや、中堅・中小企業においては的を絞った効率的な対策が求められます。的を絞った効率的なサイバーセキュリティ対策には、社長の視点から取り組むことが不可欠であり、本講演ではその方法として六つの手順で取り組む考え方を紹介します。その手順とは、①自社の事業内容に根ざしたリスクベースで始める、②リスクの本質が不確実性にあることを理解する、③経営陣の懸念をリスクシナリオに具体化する、④リスクスパイクに基づいて優先順位を定める、⑤優先順位をもとにセキュリティ対策を体系化する、⑥対策実施の確実性を高める、の六つであります。

工学院大学
名誉教授
大木 榮二郎 氏 日本ＩＢＭにおいてセキュリティ・コンサルティングの分野を確立。その後工学院大学へ。情報セキュリティ戦略や情報セキュリティ基本問題、セキュリティガバナンス、中小企業の情報セキュリティ対策、クラウドサービスの安全性評価など、政府のセキュリティ関係委員会の委員を歴任。

セッション1-1　13:50～14:20
ChromeOS で、DX 推進へシフトしビジネスを加速

IT 環境の複雑化やセキュリティリスクの増加により、情シス部門の負担は増大しており、エンドポイントの運用管理やDX推進に注力できない状況に陥っています。本セッションでは、情シス部門の負担が軽減するエンドポイント運用を実現し、ビジネスを加速させる「ChromeOS」の機能や具体的な活用例をご紹介します。

グーグル合同会社
Chrome Enterprise 営業統括本部 営業開発部 部長
大澤 豪 氏

セッション1-2　14:30～15:00
少ないリソースで実現！"認証"と"資産"管理を効率化するコツとは？

人手不足やコスト削減など、多くの課題を抱える情シス部門。それでも、企業の環境変化に対してセキュリティレベルを維持し続けることがと必要とされています。本セッションでは、セキュリティ対策の基本となる「認証」と「資産」管理にフォーカスし、リソース不足でもできる効率的なセキュリティ対策を分かりやすく解説します。

株式会社マクニカ
ネットワークスカンパニー 営業統括部 コーポレートシステム部 第1課 課長代理
塚田 学史 氏

株式会社マクニカ
ネットワークスカンパニー 営業統括部 コーポレートシステム部 第1課 担当
窪 航二郎 氏

セッション1-3　15:10～15:40
セキュア・シンプル・ローコストの三拍子が揃ったSASEサービスとは？

ワークスタイルの多様化に伴って、ネットワークとセキュリティを取りそろえた“SASE”のニーズが高まっていますが、「セキュリティが不安」「機能が多すぎて選択が難しい」「少人数から利用したい」などの悩みもあり導入が難しい現状です。そんなSASEの解決策を、昨今のセキュリティ攻撃のトレンドを交えてご紹介いたします。

株式会社インターネットイニシアティブ
セキュリティ本部 セキュリティビジネス開発部 課長
中家 航 氏

セッション1-4　15:50～16:20
多発するランサムウェア被害、リスク軽減に効果的な対策とは

多発するランサムウェア被害。事業停止や顧客情報の流出など、甚大な被害を受けた企業も少なくありません。こうした被害が繰り返される原因の一つが、組織内のIT機器に存在する脆弱性の悪用です。本セミナーでは感染時に求められる対応や、「SKYSEA Client View」を活用した脆弱性対策などをご紹介します。

Ｓｋｙ株式会社
ICTソリューション事業部 システムサポート部
小澤 風花 氏

基調講演2　 13:00～13:40
従業員は増やさず「売り上げ8.5倍、利益80倍」を遂げた老舗食堂のデータ活用法

三重県伊勢市の老舗食堂「ゑびや」は、ほんの数年前はそろばんを弾いて経営する昔ながらの食堂でした。これでは利益拡大は難しいと悩んだ小田島氏は「データで考える経営」を目指し、デジタルシフトを決意。その結果、売り上げ8.5倍、利益80倍を実現しました。従業員を増やさず、売り上げを爆増できた「データの使い方」を説明します。

有限会社ゑびや 代表取締役社長
株式会社EBILAB 代表取締役
小田島 春樹 氏 北海道出身。大学卒業後、大手通信企業に入社し組織人事や営業企画を担当。2012年、妻の実家が営む「ゑびや」に入社し、店長、専務を経て代表取締役社長に就任。2018年、EBILABを創業。サービス業へのデータ分析、テクノロジー活用の拡大を目指す。

セッション2-1　13:50～14:20
生成AI活用によるMuleSoft API超速作成

本セミナーでは、生成AIを活用した今までにない効率的なAPI構築のノウハウを紹介します。インターフェイス要件から自動的にAPI設計を行い、Design Centerでの登録後のStudioでのScaffolding、DataWeaveによるデータ変換、テスト自動化までのAPI開発プロセスを実践的に解説します。

株式会社電通総研
クロスイノベーション本部 ディジタル・エンゲージメント・センター1部 一般
中川 大成 氏

基調講演3-1　13:00～13:40
Windows 11移行を阻害する要因とそこから学ぶべき打開策 ～700社のユーザ企業に訊いてみた～

2025年10月14日のWindows 10サポート終了まで、ちょうど残り1年となりました。ですが、Windows 11への移行は十分に進んでいるとはいえない状況です。本講演ではユーザ企業700社の実態調査を基に移行を阻む要因は何か？どんな対策を講じるべきか？を探っていきます。

株式会社ノークリサーチ
シニアアナリスト／博士（工学）
岩上 由高 氏 ITアナリスト歴16年目。ジャストシステム、ソニーグローバルソリューションズおよびITベンチャー数社にて製品/サービスの企画/開発/マネジメントに携わり、そこで培った知見やユーザ企業とIT企業の双方における人脈を活かしたIT市場分析/コンサルティングに従事。

基調講演3-2　16:30～17:10
あの人が退職したらどうなるの……企業の情報、ナレッジ管理の課題と攻略法【読者の悩みを深堀り】

「資料やファイルに情報が分散している」「非効率な情報のバケツリレーで生産性が低下してしまう」「個人にノウハウが閉じている」――こうした情報やナレッジの共有、管理の悩みが多くの読者から寄せられています。情シス向けメディア「キーマンズネット」の人気連載の著者である西脇氏が、これらの悩みを分析し、本当に使える攻略法を紹介します。組織と文化の根幹となるナレッジ管理からDX推進の道が見えてきます。

DLDLab.
代表
西脇 学 氏 電源開発株式会社にてエンジニア／PMのキャリアスタート。株式会社アピリッツへジョインし、Web事業担当執行役員兼CDXO（最高DX責任者）として上場に寄与。その後、コンサルティングファームにてマネージャーを務め2023年に独立。

基調講演4　13:00～13:40
クラウド時代のあるべき情シス、「モダンな情シス」の全貌

企業の情報システムでクラウドの活用が前提になりつつある現在において、情シスにはこれまでとは異なるスキルやスタンスが求められています。本講演ではクラウドを前提としたセキュリティの考え方や、その運用を担う「モダンな情シス」について解説します。どのように情シス組織を変革すればよいのかについて、これまでの経験を基にお話させていただきます。

NOT A HOTEL , Corporate IT Engineer
合同会社Kreis Works 代表社員
梶原 成親 氏 クラウド時代の新しい情報システムの形として、SaaSOps（運用の自動化、インテグレーション）の概念の確立、ビジネスをアクセラレートする情シスとしての役割として「モダンな情シス」を提唱する。複数社で情報システムの顧問 / コーチを行う。

セッション4-1　13:50～14:20
モダンな情シスがIT環境を作る時に考えていること

製品をグローバル展開していく中で、優秀な情シスの方々とお話する機会に恵まれてきました。モダンな情シスの共通点は、常に全体最適を目指し、そして、ユーザー体験を大事にしていることです。彼らは部分的な課題を1対1で解決すると安易に謳う製品や、他社製品と連携の乏しい製品を嫌います。その理由は、IT環境や業務プロセスを把握しており、その製品が自分の目指す全体像の中でどのように機能するのかを常に考えているからです。モダンな情シスがユーザー中心のIT環境を構築するプロセスや考え方を解説します。

ジョーシス株式会社
Sales , Account Manager
佐藤 和紀 氏